旅行:山陽道自転車の旅 1日目

昨日自転車のリアキャリアを千里のサイクルベース・アサヒまで買出しに行ったためか、体に疲労(特にふくろはぎ)がたまった。自転車で一人旅行に行くというのにこの体たらく。

asahiのリアキャリア

家族との食事を9時に終えて、体に導かれるままに布団に滑り込んだ。熟睡。

目が覚めたのは、まだ日付の変わらない時刻であったものの、久しぶりの十分な睡眠のおかげか、頭がすっきりしている。

身支度はほぼ済ませていたが、いざ出かけようとする折に物音を立てて家族の安眠を妨害できる“勇気”は、いつもなら、ないはずだ。(この言葉に注目して、私の家庭での位置づけがお分かりいただけるだろうか…)

ただ、今回ばかりは自分の急く性分が勝ったようで、家族への配慮などとっくに消失していた。旅の魔法にかかっているのだ。

静まり返った住宅街を、縦横に切り込むように道をゆき、幹線道路に出ると、運送トラックの轟音が橙色に染まった道を満たしていた。

夜の道路

一つ困ったことがあった。

リアキャリアには、amazonで購入したドッペルゲンガーのテントやグラウンドシート、その他もろもろの荷物を積んでいたのだが、舗装され平坦な国道とは言え、かすかな振動も絶えず伝わってくる。こうした微弱な揺れに負ける形で、荷物が徐々に重心を左側に移す。そのたびにいったん止まり、固定網を引っ張りながら、水平の位置にもどす。

そして、首を回さねば、その状況を確認できないので、いちいち背中に配慮をしなくてはならない。こうしたちょっとしたことですら、長距離移動にはつらい。

三宮前のドンキで、栄養バーと炭酸水を購入。この時間帯に店内をうろつく輩は、何かとアングラなかかわりを持っているようで、珍走族上がりの夫婦と泣きわめくベビーカーや、パーティー帰りの貴婦人と見紛ういでたちのキャバ嬢と、生活感を強調した服装のホストなど、今回見かけた。

DSC_0004

明石大橋上空に虹がかかっていた。幸先の良い夜明け。姫路につくと、ベンチで休憩し、施設で本格的に爆睡を決め込むつもりだったが、図書館や博物館など、いずれも10時からの開館であったため、公園のベンチで休むことにした。そういえば朝から何も飲んでいなかった。ダイドーの自販機から100円の炭酸飲料を引き出し、豪快に飲み下す。私はものを飲むとき、上を向く癖があるが、この時も例にもれず、夏の光を見上げながら、冷たいジュース缶を傾けた。夏だと思った。

夏の快晴は人を殺しかねない。木陰のベンチにもかかわらず、まばゆく輝く地面からの暑気が、首元まで及んだ。皮膚に汗がにじみ出る。

睡眠中に蚊の襲来がなかったのは、もしかしたらこの暑さのためか。

姫路城

何かのきっかけで目を覚ますと、背中のまとわりつくものを感じた。寝汗を少しでも乾かそうと、姫路城周りの公園をうろうろするが、たいした効果はなかった。体の節々に痛みを感じながら、先を急ぐことにした。たつの市街。このあたりにはまだサイクルベースアサヒやドラッグストアのジャパンがある。途中見かけた、巨人が削り取ったような岩峰は地元にある蓬莱峡を思い出させた。

赤穂へはあと数キロというところで、また休みたくなった。足を休めるつもりで、相生市街にむかうつもりが、線路や道路が入り組んでいたために方向を失念、たどり着いたのはすでに5時過ぎ。もうだめだ、1時間西へ東へをしているうちに戦意喪失。今日はここでお泊り。

時報代わりに、造船所や波止場のスピーカーから、続々とためるようなサイレンの音が響く。ちょっとしたホラーである。

旅の垢を落とすため、市唯一の銭湯でまったり。2人の老人を除いては、ほぼ貸し切り状態。別府の温泉に慣れてるためか、無色透明なお湯は新鮮だった。

中国風にかたどられた道の駅、ペーロン城のそばには24時間営業のスーパーがあって、何度も利用させてもらった。11時過ぎに持ってきたテントで就寝。

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