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読書:スタニスワフ・レム『ソラリス』

ポーランド人のレムによる、異星人との接触を扱ったSF小説。この異星人は、赤い月と青い月が交互に照らす惑星ソラリスを覆う海の姿をしている。人類はこの異星人を発見して以来、長い年月をかけて接触を試みてきたのだった。しかしソラリスに反応はない。異星人との交流を求めて遥か宇宙にまで飛び出した人類だったが、宇宙は人類の想像を越える不可解さに満ちていた。
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旅行:山陽道自転車の旅 2日目

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その日の夜は高台の公園に野宿した。

ドッペルギャンガーのテントには、もちろん網戸(?)はついているのだけれど、

春秋に対応するためか、風があまり入り込まない高さにある。

さらに、その日は全く風も吹かない。ゆえに、テント内は蒸し風呂だった。くそあつい。

仕方ないので、近くのクーラーのガンガン効いたマクドで夜を明かそうと思った。

そしての次の日の早朝。

なぜかテントの中で眠ってる自分に気づく。やはりマック泊では体の疲れが取れない。

昨晩はあたりが真っ暗な状態でここに決めたので、テント周辺のことは知る由もない。

5時過ぎ、日が地平線から顔を出し始める時間帯、野宿場所の様子が少し把握できるようになる。

なんと近くに小学校があるではないか。なぜか中年男性が小学生を監禁したニュースが頭をよぎり、

これは早めに出発したほうがよさそうだと、せっせと片づけを済ませて、相生市を後にした。

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かすかに霧の立ち込める高取峠を登り切り、数分ごとにやってくる運送トラックに注意して、一気に滑り降りる。

峠から、溜めに溜めた位置エネルギーを解放する瞬間はちょっと言語化しにくい。

もちろん、このあと立ちはだかる兵庫県と岡山の県境にある帆坂峠の急峻さを知らないがために持てる感慨であった。

千種川をそばに朝の空気をおもいっきり味わう。ぽつぽつと御老体やランナーを見かけるようになる。

日が昇り切り、すっかり午前の様子。太陽が本気を出す前に岡山に行きたい。赤穂市街をぐいぐい突き進む。

さてgooglemapの示すルートに従えば、この帆坂峠とやらをクリアしなくちゃならないらしい。

もちろん考える暇などないのでさっさと峠のぼりをスタート。

最初はなだらかな上り坂で楽勝かと思っていたのだが、その上り坂が、長い。こういう消耗させるタイプ、苦手だ。

荷物も多いため、峠最高点数百メートル手前でさすがに手押しに。ここはでっかいトラックしか通らない。排気ガスすいまくり。

備前市街まで、これまた長い下り坂。しかし、時折アップを織り交ぜ、かつ道路の舗装が甘いところがあるので、素直に喜んではいけない。

 

吉井川あたりに到達したところで、にわか雨が降りだした。

目に見えて雲行きがあやしくなったかと思えば、斜めに突き刺さる豪雨である。しぶき雨、甚雨。

このころは台風が接近していた。その後の到着地である別府では、さほどであったが、兵庫の実家は暴風を忍んだとのこと。

通り雨であろうと見当をつけ、バス停で雨宿りした。後ろ窓から稲が乗り出すように顔を出し、蜘蛛の子が足元をうごめく。

屋根に跳ね返る重たい雨の音、1時間に二つの頻度の時刻表、荷物を這う蜘蛛を手ではらう自分の焦心。

30分しても、土砂降りはやみそうになかった。

時間が惜しいので出発した。上道駅あたりで雨は止んだ。